盆踊りとは?
盆踊りは、先祖を偲むために踊る盆の時期の伝統行事です。 盆踊りは、特定のあるエリアを円になってグルグルと廻ります。これは、転生輪廻、因果応報の仏教の教えから由来しています。言い換えれば、すべてのものがグルグルと循環しながら生きていることを示しています。
「ハレ」と「ケ」
古来より、日本人は、普段通りの日常を「ケ」の日、祭礼や年中行事などを行う日を「ハレ」の日と呼び、日常と非日常を使い分けていました。祭りなどは週末などの非日常に行われるので「ハレ」に分類され、盆踊りなどは平日などに行われることから「ケ」に分類されます。これは盆踊りが日常的なものとして行われるということを示しています。
西馬音内盆踊り
羽後留学では、西馬音内盆踊りを学んでいきます。西馬音内盆踊りは、約700年の歴史をもつ伝統的な盆踊りです。その伝統的な踊り方は、今も変わることなく続けられています。踊り子は2つに分かれ、黒い覆面を着ている踊り子は、亡者を連想させることから先祖を偲み、そしてもう一方の踊り子はきれいな縫い目のついた帽子ときれいに纏った衣装を着ています。衣装などは今もなお、各家々で大事にそして丁寧に作られています。
学べることとは?
羽後留学では、西馬音内盆踊りを通じてたくさんのことを学びます。生徒は、盆踊りの練習をするだけでなく、編み笠や着物に使われる藍染めの仕方などを身に付けることができます。これは羽後留学のプログラムの中でもとても評価が高い内容となっています。普段の生活では学ぶことができない西馬音内盆踊りの本質を西馬音内盆踊りの達人から学ぶことができます。